あれや、これや、えんやこら

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学生と社会人の違いを再考する。

こんにちは。

ピヨ彦です。

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就職活動の質問集で「学生と社会人の違い」と言う項目を見つけました。バッチリ解答例が書いてあったんですが、理解が難しかったので、少し考えてしまいました。


【その解答例とは?】

「学生は自分本位で行動しても問題ない。」

「社会人は社会や他人との交わりの中で、責任ある行動が求められる。」

と書いてありました。


【学生と社会人の定義】

まず、学生と社会人の定義ってなんでしょうか。

学生は、大学、大学院、専門学校、短大など教育機関に属している。または学問をしている人。

社会人は学生では無い、会社員、自営業者、フリーター、契約社員など自分でお金を稼いでいる人。

一般的な両者の定義はこんな感じでしょうか。


【問題点は?】

質問集の解答例では、「社会人は社会や他人との交わりの中で、責任ある行動が求められる。」と書かれてますが、学生と言えど、高校以上の高等教育を受けている人間であれば、何かしらの形で社会と繋がっていますよね。アルバイトやボランティア、サークル活動もそうですよね。学校内も一つの社会とも言えます。また民法や、刑法においても学生、社会人の違いによって責任能力の要件が緩和されることもありませんよね?よって、学生には責任が無いが、社会人には責任が伴うと言う解答は適切では無いと思ったわけです。


【そもそもの話】

そもそもが学生と比較する対象が「社会人」と言うのがまずい。社会人の定義が広すぎて、質問者の意図するものが分かりませんよね。

例えば、「無収入で社会的活動等にも全く参加しておらず、学内でも他の学生とも全く接触しない学生と、学校を卒業したか、現在は学校に行っておらず、会社や自営業でお金を稼ぎ暮らす人の違い。」

こんな比較なら、分かりやすいし、責任の違いが明確に出てますよね。方や誰とも関わっていなければ、責任皆無ですから。笑


【まとめ】

いろいろ屁理屈を捏ねました。どうせ聞くなら、もう少し質問を分かりやすくして欲しいですよね。

例えば、「これからあなたは、私の会社の社員として働くわけですが、学生の時と比較して、あなたの生活や、社会におけるあなた立場はどのように変化するとおもいますか?」とかなら理解しやすく、回答しやすいと思いますが、どうでしょうか?


【最後に】

もし面接で「学生の違いと社会人の違い」を問われた場合には、社会人の定義をしっかり確認して、質問に答えた方が良いかもしれませんね。